2019年02月25日
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テレビで天皇陛下の在位30年記念式典のニュースを見ていると式典中に歌われた「歌声の響」が紹介された。
これは、皇太子時代に沖縄に訪問した際、ハンセン病療養所「愛楽園」において、入所者とふれあった時のことを琉歌にした歌とのことだった。
平成が終わろうとするなか、ハンセン病により差別を受け続けた人達を忘れずあえて式典で歌われたのかを考えた時に、天皇陛下のお心に感動しました。
私の祖母の弟だった人がハンセン病患者で「愛楽園」にいた。ハンセン病の歴史では、患者は人として扱われず、地獄のような差別を受けてきた。
しかし、その人はいつも笑顔で他人を悪く言うことも無く、周りの人をいつも気にかけてくれる人でした。
私は、善人とは、このような人だろうと思い、私の心の原点を作ってくれた人でした。
天皇陛下も、彼ら「ハンセン病入所者」の温かい心が忘れられなかったと思うと、本当に嬉しく、ハンセン病で苦しんできた方々の尊厳を改めて助ってくれました。
祖母の弟は、すでに亡くなっており、園内の共同墓に眠っていますが、天国で喜んでいると思う。
そして、改めて、みんなが差別や偏見をついて考えるきっかけになることを願います。